ドイツの保育園Kita(キタ)で仕事を始めて、はや一か月が経過・・・
今週は半分以上雨だった。雹も降ったり、本当にへんな天気。
毎朝自転車で出勤しているので、雨が降るとなかなか大変。
でも嫌だと思っても出勤することには変わりないので、今ある物で最強の装備を整えて,、雨の日でも憂鬱にならないようにすることにした。
ホームセンターのような店で売っていた長靴と、キャップ帽とコート。ウインドブレーカーのズボンみたいな物は持ってないので、下半身はスパッツ(タイツじゃないよ、どちらかというと股引き)を履いて、職場に着いたらジーパンに着替えることにした。
おしゃれ要素は一ミリもなく、現代版北の国から、みたいになってる。
東京でヒールを履いて出勤していた過去の自分が見たら、びっくりするだろうなぁ。
職場にもだいぶ慣れてきた。
同じチームの同僚、ドイツ人のベリンとクロアチア人のイーカともまぁまぁ馴染めてきた。(ふたりとも仮名)
ふたりは5年弱一緒のチームでやっているので、とても仲良し。
わたしのポジション(3人目)はというと、研修生(Praktikantin)が来たり、ボランティアが来たり、いつもコロコロ人が変わっているポジションのよう。
様子を見ていると、ドイツ人のベリンがなかなか強めの女子。ドイツ人らしく、主張や物言いがとてもはっきりしている。彼女がリーダー格なので、彼女から嫌われてしまったり、自分への評価が低いと、この場に居づらくなるなぁと思ったので、初期から引き立て役にまわることにした。
基本出しゃばらず、「あ、なんかこの子がいると、すごい助かるなぁ。日々の保育が楽だなぁ。」と思われる存在。
保育中、ベリンとイーカがおしゃべりに花を咲かせているときは、ひとりで子どもたちを見守る。掃除や片付けは率先して行う。「いま、○○した方がいい?」と自分から動く、などなど。
こういうときに日本での経験がとても活きているなと感じる。むしろ、ドイツ生活全般で、「日本で社会人を経験してきてよかったな」と思うことの方が圧倒的に多い。
これはまた気が向いたら日記で書きたい。
そんな働き方をしながら一か月が経ち、今日はクロアチア人のイーカが娘ちゃんの看病でお休み。
イーカは娘ちゃんの事情もあって休むことも多いので、ベリンと二人きりで保育することはここ一か月で何回かあったが、今日初めて、「雨上がったけど、お迎えの時間まで外で遊んだほうがいいと思う?それとも部屋?」とわたしの意見を求めてきた。なんとびっくり。
わたしはすかさず、「外遊びがいいと思う!」と返事。即答も大事よね。子どもは待ってくれないからね。
つくづく、保育園での仕事は、その場にいる大人同士のコミュニケーションが重要だし、仕事中のやり取りが多い仕事だと感じる。
日本もドイツもそこは全く変わらない。
「トイレに行ってくるね☆」と声を掛け合う仕事ってなかなかない。トイレが近いのが一瞬でばれる。
もちろん日々いろいろあるが、住んでみたかった国で、異文化を感じながら好きな仕事ができてとても嬉しい。子どもは面白くてかわいい。あとは、ドイツでこの仕事で生活していけるまでになるのが直近の目標。