Vol.11【ドイツの保育園事情】


今回は、
保育園でのPraktikum(インターンシップ)で
見聞きした、
ドイツの保育園事情について、
簡単にご紹介したいと思います。


個人的に聞いたり、
調べたりしたものですが、
ご了承ください☺




まず、
ドイツでは保育園と幼稚園の違いは
ほとんどありません。


日本のように、
幼稚園は文科省、
保育園は厚労省、
といった管轄の違いがなく、
ドイツではすべての保育施設は、
Jugendamt(少年局)の管轄になっています。




ただし、
3 歳までの子どもと
3 歳以上の子どもで、
入園する施設の名称が
下記のように異なっていることが多いです。
(地域にもよります。)




3 歳以下の子どもが行く保育施設が、
Kingertagesstätte (略称:Kita/キタ)
または、
Kinderkrippe
と呼ばれ、
全日保育が多いです。



3 歳以上の子どもが行く保育施設が、
Kindergartenと呼ばれ、
13 時頃まで預かりの園もあれば、
全日保育の園もあります。




ドイツでも日本と同じように、
共働き世帯が増えてきており、
3 歳以下の子どもが
保育施設に入ることは難しい状況です。




子どもが3 歳になるまでは、
母親または父親が交代で
子どもの世話をする家庭も多いようです。


3 歳以降の子どもが入所する
Kindergarten においては、
タイミングや地域にもよりますが、
空きのある園も多く、
応募してすぐに入所できる園も多いとのことです。





保育施設側に関しては、

保育施設の需要は増える一方で、
保育者の数は足りず、
現場の保育者は困窮気味。




ドイツで
正規の保育士として働くための
保育士資格を取るには、

専門の大学、
または職業訓練学校に行く必要があるため、

日本のように
保育士の国家資格を
独学で取得することができません。



要は、
資格取得には、
物理的に時間が必要です。




資格取得の方法の
選択肢を広げること、

資格を取った人が
働き続られる
環境を整える
こと


日本においても
ドイツにおいても
共通の課題だなと
感じました😌



そんな年末。


では、また!