今回は、
保育園でのPraktikum(インターンシップ)で
見聞きした、
ドイツの保育園事情について、
簡単にご紹介したいと思います。
個人的に聞いたり、
調べたりしたものですが、
ご了承ください☺
まず、
ドイツでは保育園と幼稚園の違いは
ほとんどありません。
日本のように、
幼稚園は文科省、
保育園は厚労省、
といった管轄の違いがなく、
ドイツではすべての保育施設は、
Jugendamt(少年局)の管轄になっています。
ただし、
3 歳までの子どもと
3 歳以上の子どもで、
入園する施設の名称が
下記のように異なっていることが多いです。
(地域にもよります。)
3 歳以下の子どもが行く保育施設が、
Kingertagesstätte (略称:Kita/キタ)
または、
Kinderkrippe
と呼ばれ、
全日保育が多いです。
3 歳以上の子どもが行く保育施設が、
Kindergartenと呼ばれ、
13 時頃まで預かりの園もあれば、
全日保育の園もあります。
ドイツでも日本と同じように、
共働き世帯が増えてきており、
3 歳以下の子どもが
保育施設に入ることは難しい状況です。
子どもが3 歳になるまでは、
母親または父親が交代で
子どもの世話をする家庭も多いようです。
3 歳以降の子どもが入所する
Kindergarten においては、
タイミングや地域にもよりますが、
空きのある園も多く、
応募してすぐに入所できる園も多いとのことです。
保育施設側に関しては、
保育施設の需要は増える一方で、
保育者の数は足りず、
現場の保育者は困窮気味。
ドイツで
正規の保育士として働くための
保育士資格を取るには、
専門の大学、
または職業訓練学校に行く必要があるため、
日本のように
保育士の国家資格を
独学で取得することができません。
要は、
資格取得には、
物理的に時間が必要です。
資格取得の方法の
選択肢を広げること、
資格を取った人が
働き続られる
環境を整えること、
日本においても
ドイツにおいても
共通の課題だなと
感じました😌
そんな年末。
では、また!