保育園でフルタイムで働き始めて、はや4か月が経過…
また子どもたちとわいわい過ごせて幸せだぁ~💛と思う一方で、久しぶりのフルタイムでの仕事と毎日8時間ドイツ語オンリーの環境。
仕事後、「うがーーーー疲れたーーーーー」と思う日が最初は多かったのですが、人間慣れの動物。
最近やっとこさ、仕事後の時間を有効活用できるようになってきました😅
というのも、いまの保育園は、最後のお迎えの子が16時半なので、毎日朝8時から16時半という固定の時間で働けています。
月曜日だけは子どもがいなくなった後に先生全員でミーティングがあるのですが、その他の曜日は最後の子どもがいなくなった時点で仕事終了。
同僚たちは本当に一瞬でいなくなります(笑)
最初いまの保育園に来たときは、最後のお迎えの子が16時半と聞いて「はや!」と驚きました。
というのも、日本で働いていた保育園は延長保育というものがあり、最後のお迎えの子は20時半でした。
そして、最後のお迎えの子は大体いつも同じ子が多い。
朝は8時くらいに登園する子どもが多いので、最後のお迎えの子は毎日12時間以上を保育園で過ごしていました。(大人の労働時間より長い!)
ドイツの保育園でも18時頃まで開けている保育園は多いですが、19時まで開けている保育園はわたしの周りでは聞きません。
お迎えの時間の話だけでなく、ドイツの保育園の環境は子どもに優しいな…と思うことがよくあります。(先生が優しい、という意味ではありません笑)
代表的なのが、慣らし保育、のスタイル。
日本の保育園では、だいたい一週間ほどで慣らし保育期間は終了し、4月の1歳児クラスは常に子どもたちの泣き声が聞こえてくるような状態でした。
今まで家庭でママやパパとゆったりと過ごしていた子どもたちが一週間でまるっきり違う環境の保育園に慣れるわけはなく、1歳児クラスの先生たちも両手両足に子どもを抱えて保育をしていました。(4月は腕と腰が死ぬ。コルセットをしている先生もよくいる。)
一方で、ドイツは慣らし保育に時間をかけます。
子どもが生まれて初めて、ママやパパから離れて「保育園」という新しい環境に入る、この「移行」をとても重要な機会と捉えていて、子どもの様子をいちばん大切にして、 固定の先生と保護者が毎日話し合いながらゆっくりと進めていきます。
だいたい3週間ほどで慣らし保育が終了する子どもが多いと言われていますが、子どもが体調を崩したり、連休が挟まって保育園に来ない期間が空いて子どもが不安定な状態になると、さらに長くなります。
期間は本当に子どもによりけりなので、保育園に慣れるのに2か月かかった子もいました。
この慣らし保育の期間は、保護者(ママかパパどちらか一方)も仕事を休んで、子どもの「移行」を助け、伴走します。
お迎えの時間や慣らし保育について書きましたが、これはドイツの労働環境だからできることであって、日本とドイツではもちろん労働文化、労働環境が違うので、そのぶん、子育て環境、保育園事情も変わってきます。
日本の保育園にいた頃、仕事も子育ても一生懸命こなして、倒れそうなママさんが何人もいたことを今でもよく思い出します。
こどもに優しくできる環境、というのは、大人にも優しい環境があってこそ、だよなーなんて、散歩をしながら思うのでした。
では、また!