ドイツの保育園(Kita)での仕事。
一週間を振り返って、出来事や思ったことなんかを、ゆるーく記録していこうと思います。
ぜひとも激しく突っ込まず、ゆるーく読み流してください。
✔ 保護者も保育園にそこまで多くを求めていない
✔ 慣らし保育は時間をかける
✔ 先生たちの服装
✔ 先生たちの高速退勤に震えた
✔ 基本的には子どもたちは自由にあそんで、一日過ごす
ドイツの保育園では子どもたちは基本的に自由遊びをして一日過ごしています。保育室を自由に移動してそれぞれ好きなおもちゃで遊ぶ。日本とドイツ両方で保育園にお子さんを預けた経験がある方は分かるかと思いますが、日本の保育園では行事の練習や、季節の制作活動、レッスン(リトミック、英語、体操など)など、先生があらかじめ決めた活動が一定時間ありますが、日本と比較するとドイツの場合はかなり少ないです。
制作活動などが全くないというわけではなく、イースターではゆで卵に色をつけたり、瓶に色を塗ってうさぎの顔をつける制作をしていました😊

✔ 保護者も保育園にそこまで多くを求めていない
前述の話にも通じますが、そもそも保護者も保育園にそこまで多くを求めていない気がしています(個人の主観です)。保育園で外国語のレッスンをしてほしい、ひらがなを読めるようになってほしい、運動能力を高めるために1歳からマット遊びをする時間を取り入れてほしい、など、日本では保育園に対する保護者のさまざまな要望の声を聞きました。一方で、今のドイツの保育園の保護者を見ていると、「自分が仕事の間、子どもたちを思う存分たのしく遊ばせて、安全を見守ってほしい」という感じ。早期教育的なことを保育園でやらせてほしい、という保護者はそもそもドイツに少ないと思います。もちろん家庭によります。やりたい場合は各家庭でやる、という感じですかね。
✔ 慣らし保育は時間をかける
これはまた後日書きたいのですが、慣らし保育にめちゃ時間をかけます。
ちなみに慣らし保育とは、保育園に入所した際に通常よりも保育時間を短縮して行う期間のこと。保育園で過ごす時間を徐々に長くすることで、入園児が少しずつ保育園の生活に慣れることができるように、集団生活への適応を目的としたものです。最初はママもしくはパパと保育園に1時間ほど滞在することから始まり、徐々に給食、お昼寝まで子ども一人で過ごせるように段階を踏んで進めていきます。
日本で働いていた保育園は1週間で慣らし保育の期間は終了。たいていの入園児は慣れる間もなく、ママ、パパと離れて保育園での生活が始まります。たいていの保育園は、4月の1歳児クラスはカオスかと…。子どもたちは泣き叫び、先生たちも泣きたい気持ちになりながら両腕、背中に抱っこで必死で保育してると思います…。一方でドイツの保育園の慣らし保育は2か月かけることもあります。知り合いのママさんは半年以上かかり、その間毎日子どもと一緒に保育園に通っていました。いい意味で一歩ずつゆっくり。保護者にとってはどうなんでしょう。
今の保育園でも、入園して6週間目の2歳手前の子の慣らし保育をしています。ママは常に家、もしくは保育園の近くでスタンバイしていて、子どもが30分泣き続けたらすっとんでお迎えに来る、という感じ。
子育て文化も日本とドイツでもちろん異なるので、しばらく様子見で学びたいと思います。
✔ 先生たちの服装
先生たちの話を少しします。保育園の先生たちの服装ですが、日本の保育士さんのようなエプロンはしません。私服です。砂場遊びなどもするので汚れてもいい服装、という決まりはありますが、スカートにタイツの先生もいます。中には、金曜日はテンションをあげるためワンピースで来るという先生も。わたしも好きな服装をするとわりとやる気が出るタイプなので、真似してみようかと思ったり。単純ですが元気出ますよね。
アクセサリーや爪のネイルも最低限、という決まりはあるものの、基本的にはフリーダム。鼻ピアスの先生、ごりごりタトゥー入った先生もいます。
✔ 先生たちの高速退勤に震えた
地味に驚いたこと。最後の子どもが帰った後、おそらく5分もしないで玄関の鍵を閉めて退勤、という流れ。
閉め作業の書類は?最後のピューラックス(消毒)は!?と思うかもですが、どちらもないです。掃除は毎晩、清掃業者が来ます。先生たちは給食後の掃除をちょちょっとする程度です。
子どもが帰った後は、窓の戸締り確認、ごみを捨てる、玄関の鍵を閉めるのみ。あ、帰る前にトイレいっとこ…みたいな暇もなかった。
まだいろいろ書きたいですが、今週はここまで。
読んでいただき、ありがとうございました。
おでん